❺ 発声方法を工夫する

a633af0debc6dfb89f34dd6b7799979f_s

❺発声方法を工夫する

話を伝える為に

声のトーンや話すスピードによって、

同じ話でも聞き手側にとっては

全く異なった印象を与えることを忘れてはいけません。

声のトーンは低めを意識する

人間は誰でも緊張すると

声が高くなってしまいます。

ある程度の熟練講師ならば、

毎回の授業で緊張することも少ないでしょう。

でも新人講師だと、

緊張する機会はたくさんあります。

そんな時に意識するべきことが、

なるべく声のトーンを低くすることです。

高音は部屋中に響き渡りそうですが、

実はものすごく聞き取りにくいのです。

さらに、緊張すれば声は高くなる一方

声を低くしようと心掛けていても

ある程度は緊張で声が高くなってしまうのです。

そして声が低すぎても

あまり楽しい印象は与えられません。

というわけで、

意識の上では低くしようと心掛け、

自然と高くなってしまったくらいが

一番聞き取りやすい音程になります。

話すスピードはゆっくりと

話すスピードも声のトーンと似ています。

緊張すると、早口になってしまうのです。

緊張していなくとも、

時間配分の関係で

どうしても急ぎ足になる部分は

出てくると思います。

それこそ授業前準備として

どこに重点を置くべきか、

しっかり配分を考えておくことが大切です。

同じ内容の授業をしても、

生徒の理解力によって

同じように授業が進むとは限りません。

それらも考慮した上で、

余裕を持って授業を組み立てる必要があります。

とはいえ、常にゆっくり話をし、

生徒が眠くなってしまっては本末転倒です。

絶対に理解してもらいたい内容は

ゆっくり話す必要がありますが、

それよりも大切なのは

話すスピードを意識的にコントロール

することです。

そこまで重要ではない内容を少し早めに話し、

大事なところをゆっくりと話すことで、

授業に強弱が生まれます。

常に一定のスピードの授業より、

そちらの方が生徒にとっても

何が一番大切なのか

分かりやすくなるのです。

何より、

高い声かつ早口が一番聞き取りにくい

という事を忘れてはいけません。

緊張しがちな講師こそ、

この事を頭に入れて授業に挑んでみて下さい。

スポンサーリンク
レクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル大