頭の回転を速くするトレーニング

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頭の回転が速いということ


頭の回転が速いというのはどういう事なのか、

考えてみましょう。

スポーツに必要な回転の速さもあるでしょうし、

社会人の仕事に際して重宝される速さもあります。

しかし、試験の際に重要な速さは、

それらとは少し違うものになります。

「迷わない事」です。

問題を見た時に

「あれっ。これどうやって解くんだっけ……?」

となる迷いや、

「あー駄目だこんがらがった!」

「わけわかんない!!」

となってしまうような迷いもあります。

これらかを遠ざけてくれるのが、

「頭の回転の速さ」です。

自分が間違っていたことに気付いた時にも、

「じゃあこうしよう」

「こっちの計算をしてみよう」

と修正していく事や、

複雑な計算を簡単な方法で計算したりすること

などが出来ることだとも言えます。

ではどういった授業をすれば、

色々な場面に応用できる速さ

を身に付けられるのでしょうか?

ゲーム感覚で身に付ける


最も身近な方法が、

世に出ているような100マス計算や

数独といったゲームを授業の初めに行う事です。

数独はものによっては時間がかかってしまうので、

100マス計算をお勧めします。

なぜこういったゲームが勉強にも良いか?

それは、これらを早く解こうとすることは

ロジカルな思考が必要だからです。

授業の初めにこれを行う事で、

必要な計算だけを抽出して

「より早く回答を求める」

という習慣が付きます。

時間を記録しておくと尚良いです。

もちろんこれだけで頭の回転が速くなる

という訳ではありません。

しかし、

一つの問題に対して効率的に解くという事、

そしてどうすれば効率良く解けるかを考える事は、

基礎的な部分にあたります。

幅広く応用できるでしょう。

授業進行に織り込んでいく


授業の進行時に最も気を付けなくてはいけないのが、

問題を解いたプロセスの扱い方です。

答え合わせという行動をする際に、

答えが正解か不正解かだけ

を扱うような事はありませんか?

証明の問題で考えてみましょう、

例えば、

「この辺とこの辺が共通のものであるから等しく、

その両端の角がそれぞれ同位角であるから等しい。

よってこの二つは合同です」

という解説。

○か×かだけで終わらせてしまう方は

あまりいないとは思いますが、

解説書と同じことを言って

解説を終えてしまう先生は結構多いです。

それなら生徒は解説書だけ読んでいれば良いではありませんか、

となってしまいますよね。

というわけで、

解説の時にもうひと手間だけ加えましょう。

それは、『ここが分かれば解ける!』

というその『ここ』に気付く為に、

問題のどこを見るべきだったのか?

どういうヒントが隠されていたのか?

そこまで解説するという事です。

「この辺は共通だからよいです。

こちらの同位角ですが、

問題文中にABとCDが平行であるという文章があります。

その平行である所に着目しましょう。

平行である意味を考えれば、

ここの同位角が等しいという事に気づきやすくなるはずですよ」

といった具合です。

解説を見れば、

内容を理解している生徒には

当然問題を理解する事も出来ます。

そういった形で何問も何問も解いていって

経験を積んでいけば問題を見た時に、

正しい思考プロセスを想像できる「慣れ」

を身に付ける事も出来るでしょう。

しかし、

慣れが身に付けさせてくれているのは、

結局問題のセオリーだったり

「よくある事」だったりするわけです。

ならば、

そこまでを授業内で一挙に扱ってしまえば、

同様の効果は十分に得られるはずです。

問題のどこに着目するのかを理解せず、

そういった点を探しながら経験する10問よりも、

どこを見るべきなのかを明確に理解した上で経験する5問の方が、

生徒にとっては効率も、効果も大きいものになるはずです。

時間がない中で解く過程をスムーズに進める為には、

一つの問題の密度を濃くしなくてはいけない、

というのがここでの真理になります。

中でも重要になるのが、

「気づき」のサポートです。

「こうすれば解ける」という

「先生=しゃべる解説書」

だけでは達成しえない所に手を伸ばしましょう。

先生が、

こうすれば解ける。

こういった部分に気を付けると、

その方法を導きやすくなるよ!

という解説書よりも大きな働きをしましょう。

「先生>解説書」

となる事をおすすめします♪

最後までお読み頂き

ありがとうございました。

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